2015年06月06日

[K:F-04G]ARROWSにとって「大きな」変更


画面の一番下が…

ARROWS NX F-04Gは、富士通にとって、初めてのAndroid 5.0(Lolipop)採用端末です。

Lolipopでは、Googleが昨今推進している「マテリアルデザイン」(参考URL)と呼ばれるユーザーインターフェイス(UI)デザインを全面採用しています。「Gmail」アプリや「YouTube」アプリなど、Googleアプリでは、旧バージョンのAndroidでもこのデザインが適用されているので、「あ、見た目変わった?」と何となく思っていた人もいると思います。これが、OS全体に適用された、ということです。

もちろん、F-04GもマテリアルデザインUIになったのですが、見た目以上に大きなUI上の変化が2か所あるのです。

■いよいよナビゲーションキー(システムキー)から「メニュー」が消えた


時代には抗えなかった…?

富士通のAndroidスマートフォンでは、ARROWS X F-10Dあたりまで、ナビゲーションキー(システムキー)を画面外にボタンとして配置していました。ARROWS V F-04E以降は、Googleの意向に沿って画面内にナビゲーションキーを移しましたが、片手での操作性を向上するべく、タスクキーの代わりにメニューキーを配していました(タスクキーはホームキー長押しで代替)

ところが、昨今、メニューキーの存在を考慮しない(あるいはあえて無視する)アプリが増加していて富士通と同じ考えに立っていたLG ElectronicsのAndroidスマホも(日本では)isai FLでメニューキーをタスクキーに置き換えるに至り、いよいよメニューキー原理主義活動家は富士通とシャープだけになってしまいました


メニューキーが必要なアプリは右端に縦三点が出ます


そして、唯一の活動家だった両者ともに、Android 5.0採用を機に、メニューキーを「捨てた」のです。ARROWSユーザーからしたら、ちょっとなぁ、という変更点ではあります。しかし、他のメーカーのユーザーからしたら、買い換え時の「違和感」は減ったわけです。ちなみに、(未だに)メニューキーを必要とするアプリでは、ナビゲーションキー右端部に縦三点が出てくるので、ご安心ください。まあ、Android標準の仕様になっただけ、ってことですけど(

■ステータスパネルスイッチの仕様が変わった

見た目から変わってます


ARROWSの通知パネルにある「ステータスパネルスイッチ」。通知パネルから各種機能のON/OFFを切り替えられて便利です。Android 4.4では、OS標準のパネルスイッチが導入されたため、ARROWSのステータスパネルスイッチはどうなるか(個人的には)注目していたのですが、結局、OS標準では呼び出す方法が分かりづらいと判断したのか、独自のものを継続採用しました。

で、Android 5.0になったF-04Gではどうなったか、というと、Android 5.0標準仕様とARROWS独自仕様が良い感じでコンバイン(融合)した感じになっています。

OS標準では、通知パネルを出したあともう1度スワイプするか、通知バーを2本指でスワイプすると出てくるスイッチパネルですが、F-04Gのものは、通知パネルを出した段階で最初から一部が表示されるようになっています。また、OS標準の仕様変更にならい、画面の輝度調整スライドバーが追加されています。これ、地味にすごく便利です。


さらにスワイプするか、2本指スワイプで全部のスイッチにアクセス可能

従来のARROWSでは、パネルスイッチは8つ限定で、別機能のスイッチを使いたかったら、長押しで入れ替える必要がありました。個人的には、8つでは正直足りず、どうにかならないか、と思っていたところです。

F-04Gでは、通知パネルを表示した状態でスイッチ部をさらにスワイプするか、2本指で通知バーをスワイプすると、全てのスイッチにアクセスできるようになりました。自分のように「スイッチ8つじゃ足りないYO!!」と言っていた人には朗報です。まさしく、「これだよ、これ!!」です。

ということで、従来のARROWSユーザーにとっては見逃せない変更点ふたつでした。本当は細かい変更点がまだあるんですけど、それは追々。
ARROWS@では、富士通・富士通モバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン"ARROWS"シリーズの様々な情報が集まっています。「ARROWS NX F-04G」モニター参加者のブログエントリーもここからチェックできます!
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