せうの日記

携帯電話を何度か紛失しかけたことがあるせうです。こんにちは。

携帯電話を外出先で紛失したり置き忘れたりしてしまった場合、ドコモの場合「おまかせロック」、「遠隔ロック」や「ケータイお探しサービス」といったサービスを活用すれば、端末内のデータにロックをかけた上で、どこに携帯電話を置いてきたか捜索することができます。

ただ、できることなら、置き忘れを未然に防ぐことができればリスクをかなり軽減できますよね。今回は、ちょっと出費を伴いますが、ARROWS Vの紛失を未然に防ぐ術をご紹介します。

■どうやって防ぐの?

まず、そのキーワードとして"Bluetooth Smart"を挙げてみます。このBluetooth Smartは、Bluetooth 4.0で対応している、超省電力モード対応デバイスであることを示すものです。接続する機器が相互にBluetooth Smartに対応していれば、今までのBluetooth機器よりもバッテリーが持ちます。


ただし、Bluetooth Smart機器は、従来のBluetooth機器(Bluetooth 3.0まで)との互換性が全くありません。そこで、従来のBluetooth機器とも通信が可能であることを示す"Bluetooth Smart Ready"というものも策定されています。今夏以降のARROWSは、このBluetooth Smart Readyに準拠していて、一応、Bluetooth SIG(Bluetooth規格を策定している団体)のBluetooth Smart Ready対応機器一覧にも掲載されています。


ちょっと話が脇にそれなので、戻します。Bluetooth Smartでは、その省電力を活かした新しいデバイスのためのプロファイル(通信仕様)をいくつか用意しています。そのうち、FMP(Find Me Profile)と、PXP(Proximity Profile)が紛失防止に役立つのです。これらは、今冬のARROWSシリーズから追加された新しいプロファイルです。

FMPは、その名の通り、対応デバイスから操作をすることで、相方の機器を振動させたり、音を鳴らしたりすることができるというものです。もしも、手元にARROWS Vが無いことに気付いたら、相方のFMP機器を操作することでARROWS Vを探すことができるのです。

PXPも、その名の通り、相方の機器と通信不可能、あるいは通信電波が微弱になったときに、警告を出したり、自動的にロック(操作を禁止)したりすることができるというものです。もしも、自分の身からARROWS Vが遠ざかったら、相方のデバイスが警告してくれます(逆に、相方デバイスが遠ざかったときの警告もしてくれます)。

要は、FMPとPXP両方に対応した機器を用意すれば、ARROWS Vの紛失対策になる、ということです。

■何を用意すればいいの?

FMPとPXPに対応した機器は、以前と比較すると充実しています。例えば、ロジテックは、対応キーホルダー(タグ)を複数種類リリースしていますし、カシオ計算機も対応するG-SHOCKをリリースしています。これらの機器を用意すれば、理論上ARROWS Vで使える、ということです。


ただし、いずれもARROWS Vでは動作確認されていないという由々しき問題があります。全部を買って試す、ということは財力的に不可能なので、以前F-10Dで使えないかなー、と思って買っておいたiPhone 4S以降で使えるとされているLBT-MPVRU01を使ってみることにしました。


■使ってみた

まずは、ペアリング(紐付け)をしないことには使えません。ペアリングは端末設定からBluetoothを選択し、Bluetoothをオンにすると、Bluetoothデバイスを検出できます。LBT-MPVRU01(内部名は、LBT-VRU01)の電源が入っていれば、BLEというアイコンと共にデバイス名が表示されます。これをタップすればペアリング完了です。簡単すぎましたw


とりあえず、LBT-MPVRU01側から操作をしてARROWS Vを捜索することには成功しました。ちょっとARROWS V側の反応が悪く、LBT-MPVRU01のボタンを連打しないと反応しないことが多いですが、使えることは使えます。逆に、ARROWS V側からLBT-MPVRU01を探すことはできませんでした。せっかくなので、逆方向(ARROWS V側から相方機器を捜索する)機能も付いていると良かったのかな、と思う次第です。PXPに関しては、結構離れてみたつもりなんですけど、家が狭いことには変わりないので、上手く動作しませんでしたorz もっと離れられる場所に行ったら試してみたいです。

検証がちょっと中途半端すぎますが、少なくとも、無くした時に探せる、というのは本当に良いことです。端末をよく無くし層になる方は、試してみてはいかがでしょうか。

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