2004年11月14日

英語自動放送の考察(東急編)

東急こと、東京急行電鉄は英語の自動放送(やはりクリステル・チアリさんの声)に熱心です。しかし、実際聞いてみると、「ん?」と思うことがあります。

例えば、こういう放送があります。

We will soon make a brief stop at Shibuya. Passengers changing to the Toyoko Line, the JR Lines, the Ginza Line, and the Keio Inokashira Line, please transfer at this station. This train will merge and continue traveling on the Hanzomon Line and the Tobu Isesaki Line to Tobu-dobutsu-koen. Thank you for using Tokyu Den-en-toshi Line.

日本語直訳すると、「我々はまもなく渋谷に短時間の停車をします。東横線、JR線、銀座線、京王井の頭線にお乗換えのお客様は、当駅で乗換えです。この電車は、半蔵門線と東武伊勢崎線に東武動物公園まで、乗り入れて、旅し続けます。東急田園都市線をご利用いただきましてありがとうございました。」てな感じです。

"We will soon make a breif stop at (駅名)."という言い回しは、JR東日本やJR東海の特急もよく使います。で、"This train will merge and continue traveling on (乗り入れ相手) to (行き先)."という言い回しは、東急特有です。というか、別会社の路線に乗り入れるのだということを強調して"merge and continue traveling"を使っているのだと思います。東京メトロなんて、"This train is bound for (行き先), on (乗り入れ路線名)."ですよ。日本語にしたら、「この電車は、○×線の△□行きです。」と、かなりぶっきらぼう。乗り入れ相手線内、あるいは自社線内で快速運転している東西線での列車種別も言いません。日本一不親切な英語放送確定です。

話を戻して。東急の英語放送最大の特徴は、上の文の太字部分、そう、駅名の呼び方にあります。ここだけ、どう考えても英語の発音の原則から外れて、もろ日本語です。"We will soon make a brief stop at 渋谷."って感じです。外国人にとっては、途中まで英語でしゃべってるところに突然日本語発音が出てくると、かえってわかりにくいと思うのですが...

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Posted by せう at 00:35│Comments(1)鉄道
この記事へのコメント
東横線ですが We will sonn coming までは推測できるけど、そのあとがわかりません。coming とだぶって カミサマ としか聞こえません。ネットでググッてもわかりません。教えてくれそうな人もいないんです。
Posted by n at 2015年03月08日 14:22
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