2021年03月15日

E257系2500番台のATSが興味深い


機器更新のついでにATSが換装されてるんですよね、実は

伊豆箱根鉄道の歴史的な日を見届けるために、新車(新品ではない)であるE257系2500番台に乗ってきました。

このE257系2500番台は元々、「E257系500番台」として千葉エリアを発着する特急列車に使われてきた電車です。東海道本線の特急への転用に合わせて「機器更新」を行い、それによって車両番号に「2000」がプラスされ、番台区分が変わりました。

で、鉄道車両としての「保安装置」に目を向けると、E257系500番台では「ATS-SN形」と「ATS-P形」を搭載していました。それに対して、2500番台では「ATS-Ps形」と「ATS-P形」を搭載しています。ATS-SN形の車上装置をATS-Ps形の車上装置に換装して、関連するインジケーターを運転台に追設しただけかな…と思っていたのですが、実はそうではないっぽいです。  続きを読む


Posted by せう at 13:05Comments(3)鉄道

2021年03月13日

伊豆箱根鉄道駿豆線にとって「初」づくしの日


今日から「特急踊り子」は全て新車(新品ではない)に置き換わりました(伊豆箱根鉄道駿豆線 伊豆長岡駅で)

3月13日、JRグループがダイヤ改正を行いました。北海道から九州まで、ネタに尽きない改正となったわけですが、静岡県三島市生まれの僕としては、東京/新宿/池袋~伊豆急下田/伊東/修善寺間を結ぶ特急踊り子号がE257系2000番台/2500番台という新車(新品ではない)に置き換わったことが一番のトピックなのです。

新品ではないとはいえ、この新車は三島~修善寺間の伊豆箱根鉄道駿豆線に非常にたくさんの「史上初」をもたらしました(実は、大雄山線を含む伊豆箱根鉄道全体でも初なものたちです)。  続きを読む


Posted by せう at 19:00Comments(0)鉄道

2021年02月14日

JRの隣駅同士なのに切符を買えない区間を知ってますか?


JRが発足して間もなく34年ですね…


Twitterとかでは書き切れないことをブログに書きたいものの、なかなかブログに書く時間が取れなかったせうです。今日こそはと決意(?)して、ブログをしたためることにしました。

書きたいネタはいろいろありすぎて大変なのですが、このエントリーではJR線で隣駅同士なのに、JRでは切符を買えない区間があるというネタです。まあ、分かる人にはすぐにピンと来るのでしょうが、沿線外の人にはあんまり知られてないと思うので…。  続きを読む


Posted by せう at 01:55Comments(0)鉄道

2019年12月30日

E233系のJR東海エリアにおける自動放送を運良く全部聴けた件(下り)


言ってもなかなか分かってもらえないこの貴重さ


間もなく、2019年も終わろうとしています。今年は諸事情あって、早めに帰省して新年早々に東京に戻る予定です。

実家に帰省する際は、上野東京ラインの普通列車のグリーン車で三島駅か沼津駅まで通し乗車がここ数年の個人的トレンド。あえて新幹線に乗らないのは「のぞみ」にかまけているJR東海への静岡県人としての当てつけ……という面は否定できません(

さて上野東京ラインというかJR東日本の東海道線からJR東海の東海道線に乗り入れてくるE231系とE233系なのですが、実はJR東日本が開発した在来線用鉄道車両としては唯一、JR他社に毎日乗り入れる車両だったりします。実はすごくレアなんですよ。そのレアさを分かってもらえず涙を流すことも多々もあります(  続きを読む


Posted by せう at 18:40Comments(0)鉄道

2019年12月01日

東海道線の新駅「羽沢横浜国大駅」について


東海道線の新駅です!!!!!(数ヶ月間だけ)

11月30日、相模鉄道(相鉄)の新線「新横浜線」が西谷(にしや)~羽沢横浜国大間で部分開業しました。羽沢横浜国大駅では、JR東日本と接続し、東海道線(貨物線)、東海道線支線(通称「品鶴線」)、山手線貨物線を介して通称「埼京線」に直通します。

羽沢横浜国大駅は相鉄が管理する駅ですが、実は東海道線の新駅でもあります。  続きを読む


Posted by せう at 22:20Comments(0)鉄道

2019年07月14日

埼京線用E233系7000番台のさらなる「謎の改造」 相鉄用防護無線機搭載開始


何か……増えてませんか?


せうです。こんにちは。引っ越し以来、全然ブログを更新してなくてすみません…。何かいろいろあって、なかなか書く時間を取れずにいました。ちなみに部屋はまだ全然片付いておりません()

さて、以前、埼京線用のE233系7000番台の一部編成が「謎の改造」を受け始めた件をお伝えした次第ですが、その中のさらに一部が追加で「謎の改造」を受けていたのでご報告です。  続きを読む


Posted by せう at 16:30Comments(0)鉄道

2019年02月10日

埼京線用E233系7000番台が「謎の改造」を受ける 相鉄線直通準備か


「謎の改造」が順次施されているE233系7000番台


東日本旅客鉄道(JR東日本)の一般型電車(※1)「E233系」は、いろいろな路線にいろいろな形態で展開されています。そのうち、埼京線(※2)や川越線(大宮~川越間)用の車両として投入されたのが「E233系7000番台」です。

最近、このE233系7000番台の運転台回りを中心に「謎の改造」が順次施されているようです。たまたま「謎の改造」を施された編成を見つけたので、簡単に紹介したいと思います。

(※1) 通勤路線用の「通勤型電車」と都市近郊路線用の「近郊型電車」を設計上統合した電車。通勤路線に投入されるものは「通勤タイプ」、近郊路線に投入されるものは「近郊タイプ」と呼ばれていて、両者ともに基本仕様は同一とされているが、投入線区の事情に合わせて一部設備をカスタマイズしている。
(※2) 埼京線は「運行系統名」で、正式な路線名ではない。正式な路線名は、大崎~池袋間が「山手線(貨物線)」、池袋~赤羽間が「赤羽線」、赤羽~大宮間が「東北本線(支線)」。
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Posted by せう at 19:25Comments(1)鉄道

2019年02月02日

伊豆急行線の一部区間がATS-P化 伊豆急8000系にはデジタル無線が



JRグループを走る車両で唯一の両手操作ワンハンドルマスコンを備える伊豆急行8000系(元東急8000系)


ということで(?)、ブログ復帰第1弾のエントリーは何がいいかな、と考えてみたのですが、今でも検索でやってくる方の多くが鉄道ネタをキーワードにやってくるようなので鉄道ネタで。

今年の年始は、伊豆急行に乗ってきました。目的は2つあって…

伊豆急行(伊豆急)が伊豆急行線「都会のATS(ATS-P形)」化を進めているので、その様子見
伊豆急8000系に「都会の無線機(デジタル無線機)」が積まれているかどうかの確認

僕は一応「鉄道ファン」なのですが、写真とか模型とか「王道」と思われる分野には全くをもって興味なく、車両そのものとか設備とかシステムとかに興味があるんですよね。なので、たぶん、普通の鉄道ファンとは見ている所はちがう、ということでw  続きを読む


Posted by せう at 17:59Comments(0)鉄道

2012年09月07日

東急東横線で東京メトロ10000系が営業運転?


まさかの営業運転入りです!!

来年3月、東急東横線の渋谷~代官山間が地下化され、既に開業済みの東京地下鉄(東京メトロ)副都心線の渋谷駅とつながります。これによって、副都心線を介して東武東上線と西武有楽町線・池袋線との直通運転も開始されます。

線路切替は、この直通運転開始直前に行うのですが、関係各社の各路線では、レールがつながっている東京メトロ有楽町線~東京メトロ南北線~東急目黒線という経路を使い、車両をやりとりして先行試運転を行っています。

そんな中、Twitterで偶然、東京メトロ10000系第4編成が8両編成に減車の上(本来10000系は10両編成)、東横線内で営業運転しているという情報を見かけて、思わず見に行ってしまいました。  続きを読む


Posted by せう at 22:31Comments(0)鉄道

2010年07月19日

「成田スカイアクセス」に乗ってきました。



一昨日、京成電鉄成田空港線が開業しました。この路線は、京成高砂駅から成田空港駅までを結ぶ鉄道路線です。実は、全区間に渡って京成電鉄が他社から鉄道施設を借りて運営する形態(第2種鉄道事業者)になっています。京成高砂駅から小室駅(※1)までは北総鉄道、小室駅から印旛日本医大駅までは千葉ニュータウン鉄道(※2)、印旛日本医大駅から成田空港駅までは成田空港高速鉄道からそれぞれ線路や施設を借りて運営することになります。

この京成成田空港線を経由する電車の通称は「成田スカイアクセス」。スカイアクセス経由の電車は、従来の京成本線経由の成田空港行きと比較して、時間短縮が図られます。その代表格が空港アクセス有料特急である「スカイライナー」です。


[新鋭車両「AE形」を投入して日暮里から最短38分で成田空港まで行ける新しい「スカイライナー」]


新しいスカイライナーは、印旛日本医大駅から空港第2ビル駅までの間の新線区間において、在来線では、北越急行ほくほく線並の最高160km/hで運転可能な新型車両「AE形」を投入し、日暮里と成田空港を最短38分で結びます。従来の京成本線経由のもの(AE100形)と比べて、約15分の時間短縮です。

個人的には、東京界隈に住みながら、遠出しなくても「高速進行」(130km/h以上での進行を許可する鉄道信号)を体感出来るということで胸がいっぱいになったので、開業当日、早速新スカイライナーに乗ってきた次第です。


[各席の下部にコンセントあり]


モバイラーに嬉しいことに、AE形には、各席下にAC100Vの電源が用意されていて、モバイル機器を接続しつつ利用することが可能です。移動時間はわずかではありますが、その間に仕事、充電等が出来るのは大変素晴らしいことです。


[実はUstreamをやろうとしたのですが...]


せっかくなので、WiMAX越しに、Ustreamをやろうと思っていたのですが... 京成成田空港線(北総線)に入ったらトンネルが多いこと等々が相まって、WiMAXが圏外、または電波微弱な状態になってしまい、上手く中継が出来ませんでしたorz... ご覧になっていた方には申し訳ないです。

とりあえず、上野から成田空港までは本当にあっという間でした。座席も、短時間乗車を重視したものになっており、堅いのですが、快適でした。成田空港への(からの)アクセス優等列車としては大変素晴らしい出来です。

場所によっては、JR東日本成田エクスプレスの方が便利なのは言うまでもないのですが、出発地・目的地に応じて使い分けるのが吉なのだと思います。

帰りは、別途料金不要の「アクセス特急」で。京急600形を利用したものでした。


[京急車使用のアクセス特急]


途中の新根古屋信号所と成田湯川駅で待ち合わせがすごく長いのが...orz

(※1)小室駅は、営業上は京成成田空港線の駅として扱われません。
(※2)千葉ニュータウン鉄道は第3種鉄道事業者(専ら路線[および車両]を貸し出す事業者)で、この区間では北総鉄道と京成電鉄が別個に路線を借用して営業している扱いとなります。  

Posted by せう at 12:31Comments(2)鉄道