2003年05月24日

いちWindowsユーザーのiPod感


Apple ComputerのiPod (With Dock Connector 10GB)を買って1週間ちょっと経ちました。iPodは、原因不明の不具合により金曜日に修理に旅立ちました。1週間もすればかえってくるでしょうから、心配はしてません。

で、話は変わりますが、iPodをWindows「だけ」で使うことの不満点をいくつか述べようかと思います。WindowsメインでiPodを使うと、Macではあり得ない不満もあるんよ、ということをMacユーザーの方(特にMac「しか」持っていない方)にも知ってもらえればこれ幸い。

iPodは、「MacへのSwitch道具」という側面もあってか、Windowsでの使い勝手は、わざとしか思えないほど、悪くなっています。

まず、Windowsの標準(だった)ファイルシステム、FAT32でのiPodのパフォーマンスが激悪であること。これは、オンラインでのiPodのレビュー記事にもいくつか出てきている事実です。MacOSの標準ファイルシステムである、HFS+でiPodを使っているときとは比べ物にならないほど遅いです。「なら、iPodのパフォーマンスがよくなるMacにSwitchすれば? すればぁ?」というAppleのささやき声が聞こえてきそうですが、絶対しません(笑)。Microsoft信者、基、IBM信者なんで(爆)。個人的には、iPodのファームウェアのブラッシュアップを行ったうえで、Macや、「似非OS」で読み書きできなくなることに目を瞑って、iPod for Windowsの標準ファイルシステムをNTFS Ver.5にしてしまえばよいのに、と思っています。要は、iPod for "Windows NT Family"にすりゃよいのです。NTFSのほうが、フラグメント起こりにくいし、パフォーマンスもよいし。

次に、Windows界ではもうMP3よりも普及しているWMA(Windows Media Audio)が使えないこと。これは、以前にも「やっぱりWMA」でも書いたとおり、WMAは、MP3はもちろん、AACよりも圧縮率の割に音がよいんです。そのWMAがiPodで使えないことに対する不満が、Windowsでそれを使っている人々の間に(初代iPod for Windowsが出た当初から)渦巻いています。現在発売されているようなWindows用、あるいはWin/Mac共用のMP3プレーヤーでは、WMAも再生できるのが普通です。ある意味、iPodは「時代に逆行した」プレーヤーといえるのです。AACが処理できるということは、WMAも処理できないはずがありません。まあ、「MPEG-4を推進しているAppleが、WMAをサポートするわきゃねーだろ、ぼけ!」という声が上がってきそうですけど、もっとAppleがiPodをWindowsユーザーに売りたいのなら、WMAサポートもありかと思います。

ほかにも、Windows用のiPodソフトウェアへの不満もあるのですが... 今日は、ハードウェア面の不満を書いてみました。明日あたりに、ソフトウェア面の不満を書こうかと思います。

iPod for Windows専門のページを、「せうの部屋」の別館みたいな感じで作ろうかな、と考えてます。「こういうこと書いてほしい」とかございましたら、返信ください。


Posted by せう at 23:16│Comments(2)
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昨日iPod/30GBを予約したのだが、今日さっそく入荷したとの知らせが!すぐ受け取りに行く。 さすがアップルの製品だけあって、箱を開けるところから楽しませてくれる。2つに割れた箱の中...
binWord/blog【binWord/blog】at 2003年08月01日 17:57
この記事へのコメント

iPodはrockboxを導入することでWMAにも対応できますよ
http://ja.wikipedia.org/wiki/Rockbox

AppleがWMAをサポートすることは無いと思いますが
(せいぜい、WMAからの移行を手助けする程度でしょ)
3rd パーティなら話は別ですよ。やはり仲が悪い2人の仲裁をするには第三者の介入が必要不可欠なんですよ
Posted by aa at 2009年01月23日 14:20

>aaさん
JailBreakしないといけないのが、ちょっとアレですけど、良いですね。

iPodは戦略上、WMAに対応する事はないでしょうが、対応していると嬉しいモノなんですが...
Posted by せう at 2009年01月28日 11:24
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