2011年04月14日
A more beautiful web.
震災の影響で、日本語版の配布が今月24日まで延期された、Microsoft Windows Internet Explorer(IE) 9.0。以前書いた記事の通り、日本語版を入手する手立てがないわけではありませんし、一旦英語版をインストールした上で、日本語言語パックを導入することで日本語版と同等にすることも可能なのですが、公式にはあと10日お預けです。
さて、そんなIEですが、海の向こう側では、もう既に新しいバージョンの「足音」が聞こえてきたようです。
Internet Explorer Technology Previewが、IE9製品版リリース後、初めて更新され、今度はさらなる新バージョン、IE10のTest Driveをはじめたのです。IE10はIE9の基本方針でもあった「『Web標準』への対応」を継承しつつ、さらなる品質・パフォーマンス向上を目指すバージョン、と見れば良いのかな...?
とりあえず、IE9の段階で、Windows Vista/7で動くWebブラウザの中では、(ハードウェアアクセラレーションが動けば)一番機敏に動くWebブラウザには仕上がっていますので、さらなる進化に期待したいものです。
なお、IE10のTest Driveは、IE9で急ぎすぎてしまった反省もあるのか、12週(84日)ごとに新しいバージョンを出す予定だそうです。
2011年02月11日
Internet Explorer 9 RC登場!

昨日の深夜、Microsoft Windows Internet Explorer 9(IE9)が、Beta版から出荷候補(Release Candidate : RC)版に移行しました。
レンダリングエンジンを大幅に見直したIE9は、Windows Vista/7で動作します。RC版ではすごく微妙にユーザーインターフェースが変更されています。本当に微妙なので、よーく見ないと分からないんですけど...
今回のRC版から、Beta版ではなかったVista 64ビット版の日本語プログラムも追加されています。興味がある方は、以下のページからダウンロードしてみてください(インストーラー直リンクです)。
Windows Vista/Server 2008 32bit日本語版
Windows Vista/Server 2008 64bit日本語版
Windows 7 32bit日本語版
Windows 7/Server 2008 Release 2 64bit日本語版
2010年09月25日
TSFを利用したATOKのテスト実施中!

Windowsには、IME(Imput Method Editor)の実装方法が大きく分けて2種類あります。Windows 95から東アジア向けWindows(Far-East Edition)限定で搭載され、Windows 2000から全言語で実装されたIMM32(Imput Method Manager 32)と、Windows XP以降に標準実装されているTSF(Text Services Framework)です。Windows Vistaでは、より新しいTSFへのサポートが強化されています。IMM32とTSFの違いを詳しく知りたい方は、以下のブログの記事がかなり参考になると思います。
TSF を使う (1) - Windows Input Method の歴史(NyaRuRuの日記)
さて、ここからが本題。従来のATOK for Windowsは、IMM32準拠の文字入力システムとして開発されてきました。が、今後のより一層の機能拡充を図るべく、TSF準拠のATOK(TSF-ATOK)の実用テストすることになり、テスターをTwitter上で募集しています。
TSF-ATOKテスト版は、以下のような環境で動きます。
・ Windows VistaまたはWindows 7(32bit版・64bit版両方に対応しています)
・ 200MB以上のシステムディスクの空き容量
ここで、あれ、と思った方もいらっしゃると思います。TSFはWindows XPでもサポートされているのに、何故TSF-ATOKテスト版はXPをサポートしていないのか、ということです。理由はかんたんで、XPにおいてはTSF-ATOKをシステム規定言語にできないからです。従って文字入力システムとしてはXPでも動きます。
また、テスト版故、機能的制約、あるいは既知の不具合があります。詳しいことは、ジャストシステムのFAQサイトをご参照下さい。
TSF-ATOK プレビュー版に関するよくあるお問い合わせ(FAQ)(ジャストシステム)
なお、辞書や文字入力設定はIMM32-ATOKからインポートすることができるので、プラグイン類を多用していなければ、それほど違和感なく移行することが出来ると思います。かくいう自分も、現在テスト中です。


[左がIMM32を利用した従来版ATOK(独自ツールバー無使用)、右がTSF-ATOK]
TSF-ATOKでは、独自ツールバーが利用できないので、Windows標準の言語バーを流用するわけですが、IMM32-ATOKでも言語バーを使っていた自分には死角はなく、見た目に殆ど変化無く使えています。変換効率も変わっていません。
ちょっと「新しい」ATOKに興味がある方は、TSF-ATOK開発チームのTwitterアカウントをフォローすると、詳しいテスト参加方法をダイレクトメールで教えてもらえます。不具合報告も、このアカウント向けに行います。Twitterアカウントをお持ちの方は、是非フォローしてみて下さい。
atok_tsf(TSF-ATOK プレビューテスト) on Twitter
2010年09月16日
64bit版IE9 Beta版・Flashテスト版登場!

[64bit版Internet Explorer 9でニコニコ動画!!]
日本時間で本日深夜、Internet Explorer 9 Betaが公開されました。対象OSは、Windows VistaおよびWindows 7で、32bit版・64bit版それぞれ用意されています。
とりあえず、入れてみたのですが、何故か32bit版が正常に動作しない... 恐らく、IE8までに対応しているプラグインのどれかが悪さをしているものと思われるのですが、起動すら出来ない状態なので、原因の切り分けができない... Sleipnirは、IE8エンジンできちんと動いているようなので、実用には問題ないのですが。
自分も含め、32bit版IEを利用する大きな理由として、64bit版用のActiveXコントロールが無く、Flashなどが見れないことにあったと思うのです。
ですが、Adobeも空気を読んだのか、Internet Explorer 9対応を果たし、64bit版Windows向けActiveXコントロール・Mozillaプラグインを用意した新Flash Playerのテスト版を配布し始めました。
Adobe Flash Player "Square"(Adobe Labs)
これをインストールしたところ、64bit版IE9でもきちんとFlashアプレットが使えるようになりました。上の写真の通り、ニコニコ動画も見れます。
32bit版のテスト版も導入したのですが、起動と同時にクラッシュする現象は変わらず... 結構不安なのですが、とりあえず、Sleipnirと64bit版IE9の併用でしのぎたいと思います。
[9月17日追記]
システム復元でIE9導入前にロールバック→IE8の設定を完全初期化→事前にFlash Player Squareを導入→IE9導入とやってみたところ、32bit版もきちんと動くようになりました。
2010年03月17日
Internet Explorer 9.0がついに...
Microsoftは、現在Windows Internet Explorer(IE)の新バージョンである9.0を目下開発中です。アメリカ時間の15日に、開発者向けに、IE9でどんな技術が実装されるかを示したPlatform Previewプログラムが配布されはじめました。
現在のIE9がどんな感じかを示すためのプログラムであるため、アドレスバーやお気に入り機能など、殆どの機能が実装されていませんが、IE9エンジンが現状でどれだけの表示能力を持っているかチェックすることはできます。
IE9では、更に改善されたJavaScriptエンジンと、HTML5に対応した描画エンジンが搭載される予定です。その描画エンジンなのですが、Direct 2Dを利用しているため、利用できるのはWindows 7かWindows Vista(Direct Xの更新が必要)で、Windows XPは動作対象外となります。Platform Previewプログラムも、同様の動作環境となります。
Platform Previewプログラムのダウンロードや、実装予定機能の紹介は、以下のURLからどうぞ。
Internet Explorer 9: Platform Demos(Microsoft)
2009年10月16日
仮想マシンで7を試そう!
高熱に苦しんでいるせうです、こんにちは。簡易検査的には、インフルエンザではなく、持病による発熱の可能性濃厚だそうで... 薬を飲んで、今は大分落ち着いています。
それはさておき、Windows 7 Enterprise 90日評価版のISOファイルが配布されていたことは以前もお伝えしたことではありますが、今度はWindows 7 Enterprise 90日評価版のVHD(Virtual HDD)形式イメージが配布されています。
VHD形式が扱える仮想マシン(Microsoft Virtual PCかSun xVM VirualBox)で利用でき、90日間、英語版のWindows 7 Enterpriseを評価できます。
おや、と思うかもしれませんが、セットアップ画面冒頭で適切な設定をすれば問題なく日本語アプリケーション等も動きますし、MS-IMEもインストールされます。また、Enterprise Editionは多言語UI(MUI)に対応しているので、Windows Updateを通して、日本語のUIをインストールし、コントロールパネルから変更することもできます。
お使いのアプリケーションがWindows 7で正常に稼働するかどうかを試すにはもってこいかもしれません。
ただ、仮想マシンで使うことは、Windows 7の改良されたAeroなど、その強みを発揮しきれない面もありますが(これはVistaの頃から続く問題です)...
ダウンロードの際は、Windows Genuine Advantage(WGA)認証を通過する必要があります。WGAモジュールを組み込んだInternet ExplorerかFirefoxからダウンロードしましょう。また、ファイルは3分割(アーカイブ入り自己解凍ファイル1つ + RARファイル2つ)されており、自己解凍ファイルが3つのファイルを自動結合する形式になっています。3つとも忘れずにダウンロードしましょう。
Microsoft Windows 7 90-Day Eval VHD(Microsoft US)
2009年09月06日
Windows 7をいち早く体験しよう!
せうです。こんばんは。家族絡みで、ちょっとゴタゴタがあって、まだ Lenovoの役員さんとの対談に関するエントリーを上げていません。すみませんorz...
その代わりと言ってはなんですが、その合間を縫って、一般販売が来月に迫ったWindows 7の製品版をいち早く体験すべく、液晶を取り払ったThinkPad X60にインストールしてみました。
今回インストールしたのは、Windows 7のうち、一般向け販売が無いEnterprise版。このEnterprise版には、企業やプログラマー等向けの動作検証用の90日間限定評価版が存在するのです。
Windows 7 Enterprise 90 日間評価版(Microsoft Japan)
この90日評価版は、Windows Liveアカウント(通常はHotmailアドレスでOK)を所有していれば、原則として誰でも入手可能で、ライセンス認証後90日間利用できるものです。プロダクトキーは入力不要です。90 日の評価期間が終了すると、ログイン後1 時間でシステムがシャットダウンするようになります。
それでも、自宅のマシンでWindows 7がきちんと動くかどうかを検証するにはもってこいのパッケージです。皆さんもいち早く、Windows 7の世界を体験してみてはどうでしょうか?
とりあえず、続きにインストール中に撮影した写真をアップしておきます。使用感等については追々書いていこうかと思っています。
(※このWindows 7 Enterprise 90日間評価版は、パソコンに対してある程度知識があるユーザー向けです。それを承知した上でダウンロード・ご利用ください。) 続きを読む
2009年05月10日
とりあえずWindows 7 RCは安定してます。


[Click to enlarge]
最近は、仕事中はWindows Vista(SP2)、オフ中はWindows 7(RC)で起動している日々です。一応、ThinkVantageソフトとして、省電力マネージャーをインストールしてみました。ものすごい勢いで正常動作しています。この辺はBeta 2と同じです。指紋認証大好きな自分は、指紋認証ソフトも入れてみたのですが、RC版でも動きませんでしたorz... そしてアンインストール、と。多分、Hard Disk Active Protection等も大丈夫だと思うのですが、入れてません。
Windows 7で一番便利なのは、Windows Aeroをさらに活用したタスクバー(Explorer.exe)の挙動です。タスクバーの右端のボタン(デスクトップの表示・ウィンドウの表示ボタン)にマウスオーバーすると、ウィンドウがすべて透明化して、バックグラウンドがどんな感じになっているかが分かることです。ギミック的にも、すいすい出来ます。
そろそろ、Windows XPモードを試してみたいところです。一応、このThinkPad X60は2年半前のハイエンドモデルで、Core 2 Duoを搭載しているおかげで、Intel VTが使えるので。インストールしたら、いろいろレポートしたいと思います。
2009年05月05日
Windows 7出荷候補(RC)版、提供開始!!
恐らく、Microsoftからメールを受信する設定にしている人はご存知だとは思うのですが、本日、Windowsの次期バージョンである"Windows 7"の出荷候補(Release Candidate : RC)版の一般ユーザー向けへの配布を開始しました。
Windows 7は、Windows Vistaに対するマイナーバージョンアップとして位置付けられていて、内部バージョンは0.1(Vistaは6.0、7は6.1)上がっているだけですが、動作パフォーマンスの改善、Vistaよりも前のWindows(XPまで)との互換性の改善、Windows Aeroの改善など、かなり多岐にわたる改善がなされています。
自分も、早速ダウンロードして、普段使っているVistaとは別パーティションにインストールしてみました。


[セットアップスクリーンの一部(Click to enlarge)]
以前のベータ版とは異なり、日本語化された部分も増えましたが、まだまだ「とりあえず」な対応の部分や、英語のままになっている部分もあります。
ひとまず、Norton 360 Ver.3.0とATOK 2009定額版を入れてみました。前者は、SONARが使えない以外は正常動作します。後者に関しては、全く問題なしです。
セットアップ完了直後に、Atherosの無線LANドライバのせいでSTOPエラーが発生したものの、Windows Updateで配布されていたドライバーに更新したところ、正常に動作する様になりました。
安定稼働する様になったところで、普段使っているVistaと7 RCでの起動を比較する動画をニコニコ動画にアップしたので、ご覧下さい。
色々入れてあるVistaの方が起動時間的に圧倒的に不利なのは当然なのですが、Vistaのインストール直後の状態を思い出してみると、7の方が若干早い感じがします。レスポンスもかなり良い感じです。ただ、Vistaから「劇的」に良くなったかと言えば、そうでもないです。
何か、気付いた事があったら、随時記事を上げていきます。
Windows 7 Release Candidate Downloads(Microsoft : Live Passport必須)
Windows 7は、Windows Vistaに対するマイナーバージョンアップとして位置付けられていて、内部バージョンは0.1(Vistaは6.0、7は6.1)上がっているだけですが、動作パフォーマンスの改善、Vistaよりも前のWindows(XPまで)との互換性の改善、Windows Aeroの改善など、かなり多岐にわたる改善がなされています。
自分も、早速ダウンロードして、普段使っているVistaとは別パーティションにインストールしてみました。




[セットアップスクリーンの一部(Click to enlarge)]
以前のベータ版とは異なり、日本語化された部分も増えましたが、まだまだ「とりあえず」な対応の部分や、英語のままになっている部分もあります。
ひとまず、Norton 360 Ver.3.0とATOK 2009定額版を入れてみました。前者は、SONARが使えない以外は正常動作します。後者に関しては、全く問題なしです。
セットアップ完了直後に、Atherosの無線LANドライバのせいでSTOPエラーが発生したものの、Windows Updateで配布されていたドライバーに更新したところ、正常に動作する様になりました。
安定稼働する様になったところで、普段使っているVistaと7 RCでの起動を比較する動画をニコニコ動画にアップしたので、ご覧下さい。
色々入れてあるVistaの方が起動時間的に圧倒的に不利なのは当然なのですが、Vistaのインストール直後の状態を思い出してみると、7の方が若干早い感じがします。レスポンスもかなり良い感じです。ただ、Vistaから「劇的」に良くなったかと言えば、そうでもないです。
何か、気付いた事があったら、随時記事を上げていきます。
Windows 7 Release Candidate Downloads(Microsoft : Live Passport必須)
2009年03月05日
よーし、パパ、インストールしちゃうぞ!!

よし、決めた。今からWindows Vista Service Pack 2 Release Candidate(出荷候補版)入れる。
何か気付いた事があったら、明日以降お知らせします。