2013年07月31日

羊の皮を被った狼?――"ELUGA P P-03E"を体感してきた


イベントで説明を担当したPMCの皆さん

わざわざ実家に帰って、妹とお揃いの"ELUGA X P-02E"を購入したせうです。こんにちは。今でも、たまにUIM(SIM)を入れ替えてバリバリ使っていますが、電波のつかみと発熱がちょっとアレかなぁ、という点を除けば、かなり満足度の高いAndroidスマートフォンなのかなー、と思っている次第です。

さて、先日、ITmedia Mobile主催でELUGAの今夏モデル、"ELUGA P P-03E"(NTTドコモ / Panasonic)のイベントが開催されました。「参加者にはモニターとしてP-03Eを貸し出すよ!!」という特典付きのこのイベント、普通なら迷わず応募するはずなのですが、開催時期がちょうど仕事の最繁忙期。このイベントに参加することで仕事に滞りが出たら本末転倒です。

しかし、「まあ、仕事を徹底的に前倒しすればいいのか」と、前向きに考えて応募。普段より倍率高めでしたが、何とか当選しました。まずは、イベントを受けて色々思った由無し事を書いてみようと思います。

■ハイスペックで、長く使えるように


「使いやすさ」を訴求していて、「やさしそう」なELUGA Pです

ELUGA Pは、先般行われたNTTドコモの発表会や、パナソニックモバイルコミュニケーションズ主催の説明会でも「スマホ初心者向け」であることをこれでもか、というほどアピールしています。例えば、フィーチャーフォンの操作体系の再現を狙った「ドコモシンプルUI」やフィットホームの「ケータイモード」の搭載は最たるものですし、他社より少しだけ小さい4.7インチのフルHD液晶とラウンドフォルムのボディも、スマホを敬遠する理由のひとつとなりうる「片手操作ができない」、あるいは「大きすぎてポケットに入らない」といった不満の解消を狙ったものです。

で、今回ELUGA Pがメインターゲットとするのは、フィーチャーフォン(iモードケータイ)ユーザーの中でも、同じ機種を壊れるまで(あるいはバッテリーの入手性が悪くなるまで)使う、「物持ちが良い」ユーザーであると考えられます。そうなると、できるだけ長く使えることが重要になってくると思われます。

スマートフォンでもパソコンでも、「初心者向け」と言われるモデルは、CPU、メモリー、画面解像度等々、スペックを抑え気味な傾向にありますが、使いこなせるようになってくると、そのスペックの低さが寧ろ「枷」となり、やりたいことがいざとなるとできない(あるいはできたとしてもかなりイライラする)こともザラだったりします。だからと言って、「じゃあ、買い換えれば良いじゃん」っていうのは何か違う気もします。初心者にこそ、ハイスペックモデルをあてがう方が、長い目で見たら正解だと思うのです。

ELUGA Pは、ある意味、その「初心者にこそハイスペック」を地で行くモデルです。某ツートップの片割れとは異なり、CPUはクアルコムでは最新世代となる"Snapdragon 600"を採用しています(尤も、某ツートップの片割れ以外は全てSnapdragon 600を採用していますが)。また、システムメモリー(RAM)は2GB、内蔵ストレージ(ROM)は32GBと、余裕を持った設計になっていますスマートフォンになれてきたら、ホームアプリを含めて、アプリの入れ替えも自由自在にできます。その当時のハイスペックを極めることでスキルが上がってもそのまま長く使えるようになっているのです。


押すことが多いホームボタンはジルコニア素材を採用

しかしながら、単純に最新ハードを奢ったからといって、長く使えるか、と言われるとそうでもありません。ボタンなど、各種パーツの耐久性も重要なのです。ELUGA Pでは、ユーザーが一番押すであろうホームキーに耐久性の高いジルコニアを採用しています。単純に見た目が良いから、という理由だけではなく、耐久性の高い素材を使うことで故障リスクを減らすという理由からのチョイスです。

ELUGA Pは、スマホ初心者から入っても、同じ端末でステップアップを図れるという点が素晴らしいと思います。

■上級者(スペック厨?)にとっても興味深い機能がたくさん


ドコモの今夏モデルの中でも有数の機能てんこ盛りモデルでもあります

初心者が同じ端末でスキルアップを図れる、ということは、スマホ上級者にとっても最初から満足が行く感じになってるということでもあります。上級者的には、コンパクトなハイスペック、というのがまずもって魅力だと思います。大型化していくハイスペックスマホにおいて、あえてそこから逆行している点は大変貴重です。機能をしゃぶり尽くす、という点でもドコモの今夏モデルの中で一番色々詰め込んでいるので結構良い感じなんだと思います。


ホバーは他社より多くの機能が使えます


感度も良好です

特に、ホバー機能に関しては、今夏モデルとしては最大の20機能に対応いていて、かつ感度も非常に良好です。自分ももう1台、ホバーできるスマートフォンを持っているわけですが、それよりも断然使い勝手が良いです。指の角度等々、色々と検討を重ねて搭載するなど、他社よりもホバー機能に対する並々ならぬ気合いを入れているようです。

■カメラも「デジカメ」レベルに


トレンドにあえて「逆行」して…


暗い所や赤色に強いカメラに!

昨今、スマートフォンやフィーチャーフォンのデジタルカメラというと「裏面照射式センサー」が主流です。裏面照射センサーは暗がりに強い一方、色の混ざり合いが起こりやすかったり、赤色の表現が苦手だったりという欠点もあります

そこで、ELUGA Pでは、時代のトレンドに「逆行」して、パナソニックの表面照射式新世代MOSセンサー、"SmartFSI"をメインカメラに採用しています。今までの表面照射式センサーの弱点を克服しつつ、裏面照射式センサーにおける弱点が起こらないセンサーで、既にパナソニックのデジカメ"LUMIX"の一部モデルでも採用実績があります。実際に写真を撮影すると、赤色が今までのスマートフォンよりキレイに映ります。赤い被写体をよく撮影する場合には、結構オススメです。


センサー以外にも様々な工夫をこらしています

ただし、いくらセンサーに良いものを使ったからと言っても、他にもカメラの画質を決める要素がいくつかあります。レンズであったり、フォトライト(フラッシュ)であったり、画像を処理するエンジン(ハードウェア・ソフトウェア)であったり。ELUGA Pではこれら全てに改良を加えています。特に、画像処理エンジンの"MobileVenus Engine"は、第3世代となり、マルチポイントオートフォーカスや、シーン検出の強化、タイムラグのない撮影などなど、今までのELUGAよりもかなり品質が上がっています。先代のELUGA Xですら、もう過去ですよねー、と言いきれるほどの高画質っぷりです。これなら、光学ズーム要らないならこれでOKです。


■とりあえず、モニターします!!


早速バリバリ使ってます!!

ということで、ELUGA Xユーザーでもある自分からしても、その出来の良さに嫉妬を覚えてしまう予感がしているELUGA Pをイベント参加者特典としてモニターすることになりました。早速そこらじゅうに持ち出して使っています。良いところ、悪いところもしっかりレビューしたいと思います。お楽しみに!!


同じカテゴリー(Smartphones/Tablets)の記事画像
楽天モバイルの「無料サポータープログラム」で新規契約してきた
Wear OS(旧・Android Wear)な時計を買い換えました。
1ヶ月間「ZenFone 3」を使ってきた率直な感想を述べてみる
ZenFone 3の「弟分」、ASUSのエントリースマホ「ZenFone 3 Laser」を簡易レビュー
「ZenTour大感謝祭」東京会場に参加してきた(その2)
「ZenTour大感謝祭」東京会場に参加してきた(その1)
同じカテゴリー(Smartphones/Tablets)の記事
 楽天モバイルの「無料サポータープログラム」で新規契約してきた (2020-02-01 16:15)
 Wear OS(旧・Android Wear)な時計を買い換えました。 (2019-11-07 23:00)
 1ヶ月間「ZenFone 3」を使ってきた率直な感想を述べてみる (2017-02-25 16:05)
 ZenFone 3の「弟分」、ASUSのエントリースマホ「ZenFone 3 Laser」を簡易レビュー (2017-02-19 21:20)
 「ZenTour大感謝祭」東京会場に参加してきた(その2) (2017-01-29 12:31)
 「ZenTour大感謝祭」東京会場に参加してきた(その1) (2017-01-22 12:00)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。