せうの日記

startmac

先日のVistaにおけるIP Over 1394のサポートカットには、物凄く悲しさを禁じえなかった訳ですが、それでこけたら、コンピュータ好きの自分の欲は満たしきれません。

そこで、次に考えたのが...

ターゲット・ディスクとは、FireWire(IEEE1394)を搭載するMac本体(一部を除く)において、自分自身をIEEE1394ディスク(SBP2デバイス)として振舞う機能のことです。利用方法は、ターゲット・ディスク対応のMacの電源投入時にTキーを押しっぱなしにしておくだけと簡単。OS X Tigerの場合は、再起動してターゲット・ディスク・モードに切り替える事もできます。その場合は、システム環境設定→起動ディスク→ターゲット・ディスク・モードとたどればOKです。

同様の機構は、シャープの一部ノートPCでUSB経由で実現していますが、MacのFireWire経由のそれは、バックアップ、環境移行だけでなく、システムの起動(※)も可能な点が素晴らしいのです。本体・OSを一体で供給するMacならではのシステムです。

前置きが長くなりました。あくまでターゲット・ディスクの目的はFireWireを搭載するMac同士のバックアップ、環境移行です。

しかし、Macを2台も持っていない自分がそんな事を出来るわけがありません。

なら、WindowsマシンにMacのターゲット・ディスクをマウントするしかないでしょう(爆)。

実際にやってみましたので、参考になれば幸いです。

[1. 準備]

必要なものをピックアップ。

・ターゲット・ディスク対応のFireWireポートのあるMac


[MacBookのFireWire(S400)ポート]

・IEEE1394(FireWire/iLink)の使えるWindowsマシン
(Windows Me・Windows 2000/XP/Vistaが必要です)


[ThinkPad X60のIEEE1394(S400・4ピン)ポート]

・環境に合ったIEEE1394ケーブル


[IEEE1394(4ピン⇔6ピン)ケーブル]

この3つを用意したら、Mac側をターゲット・ディスク・モードにしましょう。


[ターゲット・ディスク・モードのMacBook]

そして、Windows機とMacをつなぎます。緊張の瞬間です...


[ThinkPad側につないだ図]

つなぐと、Windowsマシン側で「ドデン」と言う接続音が!!

恐る恐るエクスプローラを起動すると...


[Click to enlarge]

IYATAAAAAA-----!!!!!

繋がりました!! きちんと繋がりました!! ファイルのコピーを何度かしましたが、MacBookに残しておいたNTFS領域にきちんと読み書きできています!!

で、ポイントは、SuperDriveが光学ドライブとして認識できていない点と、OS X領域(HFS+)が見えていない点。

前者については、ターゲット・ディスク・モードに入る前にUDFフォーマットのDVD-R(書き込み済み)を入れておいたら読み取りできたのですが、ISO9660フォーマットのCD-ROMは認識不可能でした。Mac同士であれば、OS XのインストールDVD-ROMを突っ込んでおけば、リカバリに使えそうな気配がしました。

後者については、Windows用の定番HFS+ハンドリングソフトであるMacDriveを試そうと思った(かなり昔に使っていました)のですが、Vista対応のVer.7のトライアル版が無く、試せませんでしたorz... 今、買おうかどうか迷ってます...

一応、Vistaのデバイスマネージャ上では...


[MacBookをつないだVistaのデバイスマネージャ(Click to enlarge)]

こんな風に見えています。

一応、これで先日の雪辱は果たせました。

まだまだ、風変わりなStart Macモニターは続きますよ...