2007年03月15日
新しいOSで古いOSを...
やはり、新しいOSをインストールすると、互換性問題に目がいきがちです。
「お行儀」のよいアプリケーションであれば、OSのバージョンが変わっても、問題なく動くわけですが、全てのアプリケーションがそうかといえば、そうとも限りません。
また、古い環境も世間一般には多く残る訳で、古い環境でも、Webページがきちんと閲覧できるか等々チェックする環境も整えたいとも思うこともあります。
だったら、新しいOSを導入した後も、今まで使っていたOSも動くようにすれば良いだけの話です。
方法は2つ。
・OSをマルチブートにする
新しいOSをインストールする際に、古いOSを残す(≒新しいOSは別個にインストールする)様にすると、ひとつのマシンで複数のOSが起動できるようになります。Intel Macなら、Boot Campを導入すれば、MacOS Xだけでなく、Windows XPも動くようになります(保証外ながら、Windows VistaやLinuxも動かせます)。
この方法は、パソコンのハードウェア資源を100%活かして複数の環境を用意できる利点がありますが、OSの切り替え時に再起動しなければならない上、ファイルの共有が面倒になるケースも多くなります。
・エミュレータを導入する
世の中には便利なソフトがあるものです。ソフトウェアを使って、パソコン上にもう一台「仮想の」パソコンを作ってしまうエミュレータです。エミュレータを導入すれば、新しいOSの上で古いOSを動かすことが出来る上(逆もまた可能ですが、お勧めできません)、複数のOSを同時に立ち上げておくという使い方も出来ます。また、ホストOS(実際にマシンを起動するOS)とゲストOS(エミュレータ上で動いているOS)との間のデータのやり取りも簡単に出来ます。
最近のマシンは、CPU自体が高速化し、エミュレータの利用に耐えられるようになった上、Virtualization Technology(VT)というエミュレーション支援機能が付いているものも多く出ています。身近なところでいうと、Intel Core 2 DuoやAMD Athlon 64(一部モデル)がこのVTを搭載しています。
VT未対応のCPUでエミュレータを実行すると、仮想86モード(8086プロセッサが複数個存在するように見せかけるモード)を使うOSやアプリケーションでパフォーマンスが落ちる現象が散見されますが、VT対応のCPUでVTに対応したエミュレータを使うと、仮想86モード利用時でもパフォーマンスがほとんど落ちなくなります(100%はさすがに無理ですけど...)。先日導入したVirtual PC 2007なども、VTに対応しています。
Intel Macなら、Parallels Desktopなどが人気です。
OSをいちからインストールする知識が無いと、どちらも難しいかもしれませんが、個人的には「OSをインストール出来ないで、何が『パソコン使ってます』だ、馬鹿野郎!!」と思っている節が無いとも言い切れないので、パソコンスキル向上のためにも、OSをいちから入れるのも乙なことだと思いますよ。
「お行儀」のよいアプリケーションであれば、OSのバージョンが変わっても、問題なく動くわけですが、全てのアプリケーションがそうかといえば、そうとも限りません。
また、古い環境も世間一般には多く残る訳で、古い環境でも、Webページがきちんと閲覧できるか等々チェックする環境も整えたいとも思うこともあります。
だったら、新しいOSを導入した後も、今まで使っていたOSも動くようにすれば良いだけの話です。
方法は2つ。
・OSをマルチブートにする
新しいOSをインストールする際に、古いOSを残す(≒新しいOSは別個にインストールする)様にすると、ひとつのマシンで複数のOSが起動できるようになります。Intel Macなら、Boot Campを導入すれば、MacOS Xだけでなく、Windows XPも動くようになります(保証外ながら、Windows VistaやLinuxも動かせます)。
この方法は、パソコンのハードウェア資源を100%活かして複数の環境を用意できる利点がありますが、OSの切り替え時に再起動しなければならない上、ファイルの共有が面倒になるケースも多くなります。
・エミュレータを導入する
世の中には便利なソフトがあるものです。ソフトウェアを使って、パソコン上にもう一台「仮想の」パソコンを作ってしまうエミュレータです。エミュレータを導入すれば、新しいOSの上で古いOSを動かすことが出来る上(逆もまた可能ですが、お勧めできません)、複数のOSを同時に立ち上げておくという使い方も出来ます。また、ホストOS(実際にマシンを起動するOS)とゲストOS(エミュレータ上で動いているOS)との間のデータのやり取りも簡単に出来ます。
最近のマシンは、CPU自体が高速化し、エミュレータの利用に耐えられるようになった上、Virtualization Technology(VT)というエミュレーション支援機能が付いているものも多く出ています。身近なところでいうと、Intel Core 2 DuoやAMD Athlon 64(一部モデル)がこのVTを搭載しています。
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Posted by せう at 23:41│Comments(2)
│PC Tips
この記事へのコメント
自分で比較した訳ではありませんが、こちらの記事にVTはまだ実用段階ではないとありました。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0315/ubiq177.htm
将来はVTが有効になるのでしょうが、現時点ではあまり気にしなくても良いかも知れませんね。
Posted by T@ni at 2007年03月22日 00:47
>T@niさん
VTはまだ始まったばかりですからね...
最適化に期待するしかありませんね...
Posted by せう at 2007年03月22日 22:07
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