せうの日記

Lenovo Previews Next-Gen Business Ultrabook; Announces Latest Powerful ThinkPad Laptops(Lenovo US)

Lenovoは、アメリカ・ラスベガスで開催中の販売パートナー向けのイベントで、Classic ThinkPadの新ラインナップを発表しました。先日の記事でも書いたX230の写真の件は、どうやら本当になったようで、全ての新モデルが6段キーボードに変更されました。今年初頭のCESで発表されたTシリーズのUltrabook、ThinkPad T430uだけでなく、Xシリーズのフラグシップに位置づけられるThinkPad X1もUltrabook化し、ThinkPad X1 Carbonとしてリリースされています。その名の通り、カーボンファイバーの筐体を用いる事で、Ultrabookとしては最薄・最軽量を実現しています。

そのほか、Xシリーズ(ウルトラポータブル)では先日紹介したX230と、そのタブレットモデルであるX230 Tablet、Tシリーズ(メインストリーム)では通常ラインであるT430/530とスリムモデルT430s、Wシリーズ(モバイルワークステーション)ではW530、Lシリーズ(SOHO・小規模法人向け)ではL430/530が登場します。

問題の6段キーボードは、"New ThinkPad Precision Keyboard"(新しいThinkPadの精緻なキーボード)と称されていて、モダンなデザインになった、と自ら言っています。アメリカのノートPC情報サイト、Notebook Reviewsに掲載されているこれら新しいThinkPadの記事によると、Lenovoはこの動きを「良い変更」であると考えているようです。

以前の記事でも言ったとおり、「デスクトップパソコンのキーボードのキーをテンキー以外省略しない」ということを命題にしたThinkPad独特の7段キーボードがThinkPadを知らない・不慣れなユーザーからすると使いづらくてたまらない、という声もあるのも事実で、デスクトップパソコンのキーボードすら、キーの省略が当たり前になりつつある昨今では、この変更は致し方ないと思います。ただ、ある種、この変更は「省かない」というThinkPadの哲学のひとつを転換するものでもあるんですよね…Scroll LockやPauseキーは存在していなくても普通の使い方なら困らない、ですけどねぇ…