2008年01月30日

au 2008 Spring Collection

昨日は、auの2008年春モデルを見に、KDDI Designing Studioまで行ってまいりました。

散々、「auの携帯は『スイーツ(笑)』である」と言ってきた自分ではありますが、やっぱり「百聞は一見に如かず」と言う言葉もあるので、昨年同様、きちんと見に行こうと思っての行動です。


[KDDI Studioでの掲示]

とりあえず、撮影した写真と共に、少し色々書こうかな、と。

[ご注意]
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まずは、発売が遅れに遅れている2007年秋・冬モデルのKCP+(KDDI Common Platform Plus)搭載機種から。





[WIN W54S by TOSHIBA(Sony Ericsson)]

兄弟機であるW54SとW56Tをご紹介します。本当に見た目がそっくりで、W56Tがリバーシブルスタイルに対応している点と、W54Sは、文字入力にPOBox Pro 2.0を採用している点を除けば、狂おしいほどに全く同じとみて差し支えないです。

実は、W56Tは、静止画で実機を撮影しなかったのですが、その代わり、通信可能な実機で操作をしてみましたので、その様子をぜひご覧ください。

[ニコニコ動画 : W56Tの実機操作]

[YouTube : WIN W56T Operation]

次に、同じくKCP+機であるW54SAを。


[WIN W54SA by SANYO]

こちらは、ワイドVGA液晶を搭載しており、今までのauの(ワイド)VGA機種とは異なり、フォントもきちんとVGA解像度に最適化されたフォントが搭載されています。一応、全機種VGAに最適化されたフォントが搭載されたFOMA 905iシリーズに追いつくことになります。

ただ、905iシリーズではiモードなどでもこのVGAフォントで表示される(※)のに対して、W54SAではEZwebでは未対応だったり、対応っぷりが中途半端です。VGAフォントだと、字のデフォルメがより少なく表示出来るので、905i同様、どうにかしてVGAフォントで上手く表示出来るようにしてほしかった...

(※ 905iでも、描画解像度設定をしていないiアプリにおいてQVGAフォントの拡大表示になります。)

W54SAも、操作の様子を撮影しましたので、その様子を。

[ニコニコ動画 : WIN W54SAの実機操作(1)(2)]
[YouTube : WIN 54SA Operation 12]

W54SAは、フォント面では残念ですが、このワイドVGA液晶は、KCP+から利用できる、数年前からFOMAが実現していたマルチタスクに相当する「マルチプレイウィンドウ」をより便利に使うのに役立ちます。「マルチプレイウィンドウ」の機能を少しご紹介。

本体側面のMULTIボタンを押すと、マルチタスクメニューが出現します。そこから、使いたい機能を選んで起動できます。FOMAのマルチタスクは、機能ごとにグルーピングされており、同じグループの機能は原則同時起動できませんが、「マルチプレイウィンドウ」は、メモリの許す限り原則同じ機能でも起動できます。また、アプリや機能が対応さえしていれば、2画面同時表示出来ます(2画面対応の場合は、右ソフトキーに「2画面」という表示が出る)。


[マルチプレイウィンドウのマルチタスクメニュー(W54S)]




[待ち受け画面でのマルチタスクインジケータ]

ワンセグを絡めずとも2画面表示が一部できたり、同じ機能を重複して使えるなど、結構便利ではあるのですが、ずっとFOMAを使ってきた身からすると...

・ マルチタスクボタンが側面で使いづらい
・ マルチタスク中かどうかメニューを出すか待受に戻るまで分からない
・ マルチアクセスが無いので、通話中に通信操作ができない


という点がちょっと気になります。特に、3点目が残念極りないです... 1点目については、本体の形状の都合上、FOMAでもMULTIボタンが側面にあるもの(三菱電機のFOMAやP905iTVなど)がありますが、せっかくのマルチタスクの便利さをスポイルしている様な気がしてなりません... せめて、本体の筺体に余裕があるなら、本体正面の最下段にMULTIキーを配置してほしかったです。ソニー・エリクソンやNECのFOMAの様に、メニューボタンとマルチタスクボタンを共用して、無意識にマルチタスクを利用できる様に誘導する方法を取ってあげるとなお良しかと。

話を元に戻しましょう。2008年春モデルでKCP+を搭載する3機種のうち、W61Tのみ実機展示がありました。




[WIN W61T by TOSHIBA]

このW61Tは、一応「W56Tのミドルエンド版」だそうで、サイズも若干コンパクトになっています。こちらも動画に収めてあります。

[ニコニコ動画 : WIN W61Tの実機操作]
[YouTube : WIN W61T Operation]

これを見れば分かりますが、OpenWave(EZwebのブラウザ)はKCP+になっても相変わらずハイパフォーマンスです。ただ、一部のキーバインドが今までとは変わっており、ページを戻ったり進めたりするキーが、メールボタンとEZwebボタンに割り振られており、カーソルキーは純粋に「カーソルキー」になっています。SoftBank端末のWebブラウザに近付いたと見ればよいでしょうが、最初は慣れないかもしれません。

残りの春モデルのKCP+搭載2機種はモックアップ展示でした。まだ動作する実機が出せないと言う事は、発売まで時間がかかりそうな予感がします... 写真は、ソニエリ厨ゆえ、W61Sばかりなのはご容赦...










[WIN W61S by Sony Ericsson]




[WIN W61SA by SANYO]

W61Sは、兄弟機SO905iCSと見比べると、間違いなくスイーツ(笑)っぽいのですが、モックアップを見ると、そこまでではないかな、と思えます。案外色が落ち着いています。Bluetoothやワンセグを搭載し、機能的にはこちらの方が上なのですが、見た目で判断すると、間違いなくこちらが廉価版とみられちゃうと思います。せっかくの高機能機を作っても、頑丈さと高級感が無い。これがau向け端末のダメな点だとずっと思ってるんすけどね...

それはさておき、残りの2008年春モデルは写真だけでご紹介。ただ、W61PTについては注意が必要なので、後回しにして、述べてみようかと。




[WIN W61K by KYOCERA]




[WIN W61P by Panasonic]






[WIN W62S by Sony Ericsson]




[WIN W61CA by CASIO]




[WIN W62SA by SANYO]




[WIN W61H by HITACH]








[WIN W61SH by SHARP(新色)]


[WIN W61PT by PANTECH]

このW61PTだけは注意が必要で、外部接続端子が通常のWINとは異なるコンパクトサイズになっています。よって、充電アダプタやデータケーブルを接続する際は、本体添付の変換コネクタが必要になります。本体直刺しでは出来ないので、少し不便です。そのせいか、このW61PTは、非KCP+機で唯一電源が入らず、実機操作が出来ませんでした(苦笑)。

とりあえず、「安定の非KCP機」と「革新のKCP+機」を選べる今回の春モデルではありますが、去年よりは酷くないとはいえ、女性・中高生向けのデザイン・色合いである事には変わりない事が非常に残念でなりませんでした...

ドコモやSoftBankの端末のように、ユニセックス(性別を問わない)な見た目のデザインを心がけることはもう無いのでしょうね...

それ以上に、KCP+機はやっとFOMAやSoftBank 3G端末と肩を並べる高機能になったのに、「制限」が今までどおりにあることが残念極まりありません。制限さえなければ一番出来る事が多くなりそうなのに...

と、言う訳でレポート終了です。ご感想は、このエントリか、au one blogの紹介エントリからどうぞ。

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Posted by せう at 11:50│Comments(2)Mobile Phones
この記事へのコメント

どうもです!
いやー、大変参考になります(買うわけではないけど・・・)私も原宿通ったのに^^; 行けば良かった。。

おおかたは同意ですが、デザインに関しては少なくともユニセックスだと思います。もちろん中高年の方が持ち歩くには些か派手(な色のもある)かもしれませんが^^;

ドラマとかで違和感なく皆さんつかっておられるのをみても、特段「違和感がある」とかいうことはないし、男性でも鮮やかなものが好きな人がいるので。まあ好き嫌いの問題ですね^^;

W61T!かなり興味があります(が、特に買う予定はありません)
Posted by RDP. at 2008年01月31日 12:23

>RDP.さん
いつもApple Accentを楽しみに聞いてますよ!!

去年の春に比べると、見た目の「女性」色は薄まったとは思うのですが、中身まで触ってみると、極端な女性・若者寄りであることは相変わらず...

それ以上に、パソコンと携帯電話の両方を良く使う自分としては、au端末の「規制」が相変わらずなのが残念でならず...
Posted by せう@デジもの好き at 2008年01月31日 12:57
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