せうの日記

10月12日の午後6時から、NTTドコモ主催のFOMA 903i等発表会が実施されます。その様子に関しては、Windows Media Video形式、およびFOMAテレビ電話でライブストリーミング(生中継)される予定です(ネットでは後日オンデマンド配信もされます)。詳しくは、下のページに載っているので、参考にしてください。

903i等発表会について (NTTドコモ IR情報)

で、ポイントは、903i「等」発表会という名前。今回発表確実なのは、以下の機種。

・P903i(Panasonic Mobile Communications製)
・N903i(NEC製)
・F903i(富士通製)
・D903i(三菱電機製)
・SH903i(シャープ製)
・SO903i(Sony Ericsson製)
・N601i(Simpure N : NEC製)
・L601i(Simpure L : LG電子製)

もしかしたら、上記モデルおよび既存モデルの派生モデルも発表されるかもしれないとの事。噂にあがっているのは、以下の機種。

[ワンセグ携帯]
・P903iTV
・D903iTV
・SH903iTV(AQUOSケータイ for ドコモ)

[HIGH-SPEED : HSDPA対応]
・P903iX
・F903iX

[VoIP対応]
・N902iL

とりあえず、903iシリーズについて話をすると、全機種共通の特徴は以下のとおり。

・新型FeliCaチップの搭載
506iCシリーズから搭載されたFeliCaチップ(おサイフケータイ)。おサイフケータイアプリの大容量化に伴い、1台のおサイフケータイに全てのICアプリが収まらないと言う問題が徐々に起こるようになってきました。自分もそんな問題に直面しています。

そこで、903iでは、最近開発されたばかりの新型FeliCaチップが搭載されます。単純な容量で言えば、今までの3倍以上の16KBになります。iD・モバイルSuica・Edy・ポイントアプリを沢山入れても足りなくなることはほとんどありません。大変すばらしい。おサイフケータイ好きとしてはたまらないです。

・SD-Binding対応
UIM(FOMAカード)またはUIM・本体とコンテンツを紐付けして、本体内蔵メモリにおくべきデータ(iモーション・着信メロディ・着うた・iアプリのスクラッチパッド[データ保存領域])をSDカードに保存するための技術であるSD-Bindingに対応しています。FOMAでは、P902iで初対応を果たし、P702i/iD、902iSの全機種で対応しています。これに対応するため、SO903iではとんでもないことが起こりました(後述)。

・メガiアプリ（DoJa 5.0)
これは、既に報道発表済みですが、iアプリが遂に1MB(本体 + スクラッチパッド)の大台に乗りました。しかも、先述のSD-Binding機能を使うと、何と、10MB以上の巨大アプリも作成可能(限界は外部メモリ容量に依存!!)という青天井スンバラシイ仕様です。

そして、オプションとしてMPEG4(AACと3GPP)を扱う機能が搭載でき(903iでは、P903iのみ搭載予定)、アプリの音声で生音を簡単に扱えるようになるのです。とりあえず、Sugeeeeeeeeeee!!!!!!!

・GPS搭載
今までは、三洋電機製FOMAのみの特徴だったGPS機能が、総務省令(携帯へのGPS搭載義務化)を先取って、903iから標準装備になります。もちろん、ナビアプリも提供されますが、某キャリアみたいに1社独占ではなく、複数のコンテンツプロバイダからナビアプリが出る予定です。

・着うたフル
あまりいらない予感もする機能ですが... 着うたフルに対応します。ただ、ドコモのやつは他キャリアのものよりも高ビットレート配信に対応する見込みです。P/N/SHはSD-Audioに、D/F/SHはWindows Media Audioに、SOはATRAC3にも対応します。

・フルブラウザ(P903i・SO903iは未実装)
パソコンのサイトを見るためのブラウザが全機種標準装備になるようです。ただ、こいつでの通信分はパケ・ホーダイ対象外なのがアレなのです。ただ、これについても、近日パケ・ホーダイユーザー限定で限度課金額制を導入すると言う噂もあり、こいつに期待です。

・WORLD WING 3G(W-CDMA)対応
全機種、W-CDMA網での国際ローミングに対応します。W-CDMAに対応した海外キャリアでそのままの番号で電話(キャリアによってはパケット通信・テレビ電話も)できるようになります。

・microSD採用(SO903iを除く)
外部メモリが、SO903iを除き、miniSDよりさらに小さいmicroSDになります。SD-Bindingを使ったデータも、基本的にパソコンを介した単純コピーでもUIMが一致していれば使えるので、買い換えても安心です。

で、SO903iはどうなのかというと...

・メモリースティックPRO Duo / miniSDデュアルスロット(SO903iのみ)
実は、一番これがある意味ショッキングかと。遂にソニーエリクソン携帯にminiSDスロットです。これは、SD-Bindingに対応する都合と、世にある大半の携帯がminiSDスロット搭載であるという現実によるものと思われます。SD-Binding出来ると言うことは、当然セキュアスロットなので、SD-Audioデータの書き込みも出来ちゃいます(再生できないのであしからず)。

ちなみに、miniSDの最大容量は2GB(要はSDHC未対応)で、メモリースティックPRO Duoは8GBまで認識できます。

機種ごとの特徴は割愛しますが、さすがはドコモ。フルスペック厨な俺をどの端末も満足させてくれそうな予感です。