2013年07月16日
[浪費?]IEEE802.11ac Draft対応の筒を購入しました。
ThinkPad T430sを購入して、まもなく10ヶ月となります。公私ともに活躍する、切っても切り離せないメインパートナーです。
ただ、このT430s、ひとつだけ、非常に弱ったことがあります。Qualcomm Atheros(旧Atheros)チップを利用したIEEE802.11a(5GHz帯)の無線LANアクセスポイントへの接続性が非常に悪いのです。今まで、その相性の悪さを百も承知状態で、Atherosチップを採用するNECアクセステクニカ製の無線LANルーターを使ってきましたが、いよいよ我慢の限界という境地に。11g(2.4GHz帯)ではきちんと繋がるのですが、電子レンジを使うと接続が不安定になるのはちょっと、って感じですし、それで11aで繋ごうとすると、本体とアクセスポイントの位置関係によっては全く通信できなくなるという、何故、ラジオが入らないときの努力をたかが宅内無線LANでやるのか状態なのです。
ここでイライラしてしまっては、自宅での生産性がガタ落ち。そこで、非・Atherosチップの無線LANルーターに取り替えることにしました。とりあえず、確実にAtheros製チップを避けよう、と思ったところ、とある「筒」が頭に思い浮かんだのです。
それは、AirMac Extreme 802.11ac(ME918J/A : Amazon.co.jp)
ただ、ひとつ気がかりなことがありました。今までのAirMacのアクセスポイント製品と異なり、Windowsパソコンでのセットアップに関する言及がないのです。今までのAirMacでは、AirMac Utility for WindowsをインストールすればWindowsパソコンでも初期設定ができます。しかし、11ac Draftモデルでは、Mac OS Xか、iOSデバイスがないと初期設定できないようなのです。とりあえず、うちにはiPhone 5とiPod touchがあるから、ThinkPadからセットアップできなくても何とかなるだろう、ということで、不安解消w
タイトルにもあるとおり、AirMac Extreme 11ac Draftは、筒状のデザインです。ビームフォーミング対応のアンテナを搭載するために、このようなデザインになったものとおもわれます。ちなみに、AppleのNAS(ネットワークストレージ)、"Time Capsule"の現行商品(AirMac Time Capsule)と共通筐体になっています。
今回のモデルでは、AirMac Time Capsuleと筐体を共通化した影響か、通風口が付いています。通風口のないルーターだと、夏場、たまに熱暴走したり、パフォーマンス低下を起こしたりすることがあります。通風口があることで、より安定した運用ができそうです。
背面にはGigabit Ethernet(GbE) LAN端子x3、USB端子、GbE WAN端子、AC電源端子とリセットボタンがあります。日本のブロードバンドインターネットは最大速度が下り100Mbps超えが当たり前になりつつある中で、全ネットワークポートがGbE対応なのは大変素晴らしいことです。USB端子にはハードディスクやプリンターを接続できます。これはMacだけではなく、Windowsパソコンでも共有可能です(USBプリンターをWindowsパソコンで使う場合は、別途Bonjour Printing Services for Windowsをインストールする必要があります)。あと、ACアダプターが本体内蔵なのも結構好印象です。外にぶらーんとACアダプターをぶら下げるのは、ちょっと見栄えが、っていう問題もありますし。
で、初期設定をするわけですが、やっぱりここはWindowsでやりたい、ということで、AirMac UtilityをT430sにインストールしてみて試みました。結果は、検出するものの、初期設定ができない(実はここポイント)というものでしたorz。仕方がないので、iPhone 5で初期設定をしました。
で、初期設定後、もう一度T430sでAirMac Utilityを立ち上げてみたところ、普通に設定することができてしまいました。アクセスポイント名の変更、5GHz帯と2.4GHz帯でのアクセスポイント名の分離、WPAの暗号キー変更、ファームウェア更新等々、何の問題もなくできています。Windowsパソコンしかない環境だと、初期設定が今のところ鬼門と言えるのかもしれません…。

T430sで安定して450Mbps接続できるようになりました!!
で、導入結果。T430sで家中どこでも11aで接続できるようになりました。しかも、きちんと最高速度の450Mbpsで接続できています。非Atherosになるだけで、これだけ快適性に差があるとはびっくりドンキーです。
で、我が家にある11ac Draft対応機器というと、ARROWS NX F-06Eしかありません。そこで、これでも接続テストをしてみることに。リンク速度は433Mbps。通信速度テストをしてみたところ、今まで見たことのない良好な結果が出ました。スマホで上りで100Mbps近く出ることに妙に感動です。現行のiPhone 5では、11a/nまでの対応となっていますので、次期モデルで11ac Draftに対応したら、もっと高速な通信ができることでしょう。
結構満足度が高い今回のAirMac Extremeですが、ネックは価格でしょう。他社のものも含めて、ハイスペックな11ac Draftルーターは、2万円前後します。11a/nの最大450Mbps対応ルーターが1万円を切りつつある現況では、そっちの方が正直コスパが良いでしょう。「欲しいときが買い時」ということで今回の買い物につながりましたが、11acルーターは少なくとも"Draft"が取れる年末まで待っても良いのかもしれません…。
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Posted by せう at 14:00│Comments(1)
│Networking
この記事へのコメント
有益な情報ありがとうございます。
ひとつ質問なのですが、初期設定を終えた後は、他のwin機は普通の無線LANのようにパスワードを入れればつなげられるのでしょうか?
ご来店いただいた方に使っていただけるようにしたいのですが、いちいち設定するのはめんどうだなぁっと思い・・・どこにもこんな情報がなくて困っていました。
よろしくお願いします。
ひとつ質問なのですが、初期設定を終えた後は、他のwin機は普通の無線LANのようにパスワードを入れればつなげられるのでしょうか?
ご来店いただいた方に使っていただけるようにしたいのですが、いちいち設定するのはめんどうだなぁっと思い・・・どこにもこんな情報がなくて困っていました。
よろしくお願いします。
Posted by ちあき at 2014年05月01日 23:48
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